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日々雑感(ミステリ感想中心)

OneShot (ゲーム/Little Cat Feet)

番外編4.OneShot (ゲーム/Little Cat Feet)

ミステリじゃないので番外編。またしても全然ミステリ要素のない探索ゲームだけど、趣向が面白かったので取り敢えず感想を投げておきます。UnderTale以来のよくできたゲームだった。

総評:★★★★★ 総プレイ時間:周回含め4~6時間程度

オススメ:ポストアポカリプス世界の探索ゲーム。UnderTaleやゆめにっきが好きな方ならきっと楽しめます。

 

あらすじ(引用):

『OneShot』はプレイヤーと主人公によるインタラクティブなやりとりが特徴的な、新感覚パズルアドベンチャーゲームです。
太陽の失われた見知らぬ土地で目覚めた主人公「ニコ」を導き、世界に光を取り戻す旅に出ましょう。
旅の途中では様々な人の力を借り、時には邪魔が入ることもあるでしょう。
果たして無事に世界を救い、ニコはお家に帰ることができるのでしょうか…。

このゲームの特徴

  • 『第四の壁』を超える、数々の驚くべき演出
  • 幻想的な雰囲気を盛り上げるサウンドトラック、そして美しいグラフィック
  • 主人公「ニコ」とプレイヤーのインタラクティブなやりとり
  • 時に柔軟な思考が求められる、パズルや謎解き要素


―――<チャンスは一度きり>、健闘を祈る。

 

「OneShot」の画像検索結果

store.steampowered.com

↑Steamから定価980円で購入できます(Steamは季節ごとにセールをやってるのでそこを狙えば40%引きくらい(600円前後)で買えるので、それを狙うと良いです)。

 

冒頭でも述べた通り、UnderTale系のゲーム。でもUnderTaleがMotherシリーズやポケモンっぽさがあるのに比べると、OneShotはゆめにっきやOFFとかのフリゲ―みがあるかもしれない。プレイヤーが自発的に面白さを見つけにいく感じ。音楽は何となく魔女の家を思い出した。

でも雰囲気ゲーにとどまらない面白い趣向が凝らされているので、とにかくネタバレを踏む前にやってほしいゲーム。興味がありそうならもうここでこの記事読むのやめて買ってほしい。

 

 

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「でも、もうちょいこのゲームがどんなゲームか解説ないんです?」という方向けにもうちょっと詳しい説明を。

UnderTale系ということでピンと来る人もいるかもしれないが、いわゆる一つの「メタゲー」である。プレイヤーは「神」となって主人公のニコを導くことになる。こういう構造はOFFっぽいよね。

メタゲーはとにかくオチが分かりにくい&バッドエンドが多いわけだが、OneShotはそういう心配は多分しなくていい。安心してやってください。でもたくさん迷いながら選択肢を選んでほしい。

何も知らずにプレイするのが一番楽しいというか、最初のシーンから驚いてもらえると思うのでそうしてほしいけど、やっぱりフリゲ―と違ってお金を出して買うものなのでちょっと不安~という方のみ実況とか一話だけ見てみたらいいんじゃないですかね。

ただ、このゲームめっちゃ実況に向かない系なのと日本語版が最近出たばかりなのであんまり見つからないかも。因みに私が購入を決意するに至った動画がこちら。

11月現在で2話までしかアップされてないし、これ見ていいじゃんって思った人は買って、どうぞ。OneShotはいいぞ。

 

 

 

※以下、ネタバレ感想(行きがかり上UnderTaleの致命的なネタバレも多分に含まれてます)

 

 

 

 

 

 

 

 

※今回は本当に、ゲーム未プレイなら以下を読まない方がいいです

 

 

 

 

 

 

Sol*****ルートも終わった人のみが読んでください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、これだけ警告しておけば大丈夫ですかね。はい。ちゃんと3周目までプレイしたね?

感想というか考察というか、メタゲーとして本当よく出来てるなぁという雑感です。因みに攻略情報は一切載ってないのであてにしないでね。

 

一周目終わった段階であまりに呆然として感想探しまくってしまった。あのラスト選択肢はみんなどれ選んだんだろう。
タイトルがタイトルなんで、太陽を壊すか元に戻すかめちゃめちゃ悩んだ。あれ悩まない人いないでしょ。ちなみに私は壊したらゲームが続けられなくなると思って戻してしまった。
solsticeルート終わってから振り返ってみると、太陽を元に戻すのが本来のエンディングなんだろうけど、空っぽのベッド怖すぎです。
RPGツクール版だとベッドセーブしないで消すとニコが死んじゃうみたいだけど、その時も空っぽのベッドが映し出されてたから、多分太陽戻すエンドではニコ死んでるのかなぁ......いや、それだとゲームやり直す時に呼び出せるのおかしいか。ゲーム世界に取り込まれてしまったって感じかな。

どこかで見かけた表現だけど、UTがゲームの物語とするとOneShotはパソコン(プログラム)の物語であって、その点で差別化されてるのでどっちがより優れてるとかあんまり感じなかった。
メタゲーはUTがあまりに偉大すぎて、ついつい比較しちゃう呪いにかかってるからね...
にしても自分の名前を突然呼ばれるギミックや自分のドキュメントフォルダにヒントが追加されるのは面白かったなぁ。私は初っ端のそれを実況で見ちゃったからもったいないことをしたけども。
でもデスクトップ背景が突然変わったのはさすがにビビった。
あと、クローバーのアプリを起動して重ねてみるのは気づいたけどsolsticeルートのトロッコ呼び出すやつは分かんなかった~ あれノーヒントはきっついよ...
UTは基本まっすぐ進めば話が進むから謎解き難易度低めでマップも全体がわかりやすいけど、OneShotはほんっっっと謎解き難しかった...初回プレイで苦労させたいんだろうなぁ。
でもファストトラベルとか遺跡のマップ構造のシステム周りを見る感じ、広大なマップだけどストレスフルにはならないように工夫されてて上手いと思う。

UTが可能性を1つ1つ潰すゲーマー心理をついた物語とすると、OneShotは心を持たない機械への愛着と不可逆性の物語だったと思う。
UTは「結局ゲームはゲームだから、リセットする限り何度でも何回でもプログラムされた彼らは蘇るし、リセットを繰り返す限り救われない」話だったけど、OneShotはある意味そのアンチテーゼ的物語であって、solsticeルートは「リセットはできない、だから彼等は救われた」「ただのプログラミングが、プレイヤーとニコによって意識を持って限界を超えた」話なんだよね多分。
なので、個人的にはUT→oneshotの順でプレイして良かったな~と思った次第。
あとsolsticeルートラストの方、ワールドマシン君をニコが励ますシーンがぐっときた。少なくとも2周しようとしない限り、つまり1回目のエンディングでは納得できなくてなおかつトロッコの謎解きみたいな面倒なことをやろうと思うような、「この世界に愛着のある人」じゃないとそこまでたどり着かないもんね。
で、しかもエンドロールがまた粋なんだなぁ。

solsticeルートはかなり都合のいいエンディングで、人によってはなんだかなぁってなると思うけど確かあれ追加シナリオなんだよね。だからハッピーエンドでよかった。追加される前までニコは何度でもプレイヤーの気まぐれで召喚されてたわけで、「作者」が外から干渉することでやっとニコと世界を救うことができたと。
UTはTPルート行ってリセットしないでおしまいにするのが多分一番良い終わり方なんだけど、ゲームとしては「遊ばれないゲーム」になってしまうわけでプレイヤー的には納得いかない。
oneshotは、ニコをお家に返してもうゲームとしては完全におしまい、完全にハッピーエンドなんだけども、ワールドマシン君のおかげで「記憶」の形で復元される。ちょっと寂しいけど、一番良い終わり方。

でももっとニコと色んな世界旅したかったよ~ほんと可愛かった...
さっきマップ広すぎって言ったけど回れる世界自体は4つくらいしかないからもっとウロウロしたかった...うっ...

ゲームデータを完全にリセットすれば、ニコは呼び出せるしあの世界をもう一度遊べるけど、ワールドマシン君をただのデータとして扱うのは忍びないし、何よりニコを呼び戻したくないので多分しません。


なんかUTと違うしとか言っておきながら比較ばっかになっちゃった笑 「終わってしまうゲーム」ってテーマがとても良かったです。