なんと2022もあと2日で終わってしまうそうです。
いや本当に今年は仕事がきつかった…10,11月に全然更新できなかったのは反省。
一応更新ネタは書き溜めていたのに気づいたら下半期が終わってました。尻たたきの意味でも今後更新予定のタイトルをば。
中編~短編レベルの短さながら麻耶雄嵩の毒が効いている一冊。古本屋で見かけたら是非読んでいただきたい。
でもこれ、春夏秋冬読んでからアップした方がいいのだろうか。
貴族探偵はもう5年くらい前に読んでいるのだけど、そんなにハマらなかったこともあって続編の本作はなかなか食指が動かず手を付けれていなかった。が。これ、めっちゃ面白いです。貴族探偵より好きかも。よく出来てる。ていうか、「よくこんなミステリ思いつくな?!」レベルでいうと、神様ゲーム並みにはオススメ(さよなら神様ほどではないかな)
・魔眼の匣の殺人(今村昌弘)
話題作の続編だし読まなきゃな~と思いながら放置していた作品。文庫になったのでやっと読みました。が、まぁ、うーん、個人的には屍人館のが好きかなぁ…。第3作の兇人邸の殺人を含めても、人によってこのシリーズ内順位がまちまちなのが面白いですよね。単純に今村作品があんまり刺さらないのかもしれない。兇人邸も文庫落ちしたら読みますが。
・その可能性はすでに考えた(井上真偽)
分かってたけどラノベ節がきっつかった。
でも、評価高いし頑張って読んだんだけど、うーん、そうね、うん…面白かったし読んでよかったとは思うけど、続編は読まないかな……
アニメキャラみたいな名探偵とか全然好きだし、ラノベ嫌いなわけではないんだけど、たまに苦手な文体があるんですよね…あと個人的には、こういう試みは虚構推理の方がうまく料理している気がしますね。
・三幕の殺意(中町信)
2008年刊行なので若干古め。どんでん返し系でよく上がってくる作品だったのでずっと読もう読もうと思っていたもの。良い意味で期待を裏切ってくれた良作。古さを感じさせない文体でよかったな。だんだん盛り上がってくるタイプの作品なんだけど、こういうの読むと最近のミステリって、最初からクライマックスみたいな作品増えたよなって思う。
今年はもう、とにかく名探偵のいけにえと方舟が面白かったですね。ツイッターでも当然のようにバズってて嬉しかった。
この2冊でミステリへの期待値が上がりすぎてしまったので、何読もうか悩ましいのですが、とりあえず一昨年くらいに話題になった「ジェリーフィッシュは凍らない」を購入済なのでちまちま読み進めています。敢えて翻訳っぽい書き方になってるんだけど、自分は海外ミステリが苦手なので挫折しないか不安です…
来年もどうぞよろしくお願いいたします。