番外編10.一言感想まとめ
がっつり1エントリ割いて感想を書くほどじゃないけど、読了済のミステリについての感想など。ネタバレは全て伏せてあります。
面白くないわけじゃないんだけど、そんなに語ることがなかった系の本が多いです。
・そして二人だけになった(森博嗣/新潮社)
★★★☆☆
森ミステリィは舞台設定とかキャラは面白いのに、なんかハマれないんだよね…(綾辻とかも同じ位置づけなんですが…)すべFよりは好きかな。
★★★★☆
七回死んだ男と同じで、すげーきれいにまとまってて、もはやいうことがない作品。オチが好き。
・ミステリーアリーナ(深水黎一郎/講談社)
★★★★☆
これは割と好きだし面白い趣向が凝らされてるんだけど、ミステリ的にはあまり感想として書くことはないという…アンチミステリというほどのパンチはないし…なんだろう、出オチ感はちょっとある。
(ここから反転でネタバレ)叙述トリックときいて読んだんだけど、いや確かにそうだけど、こう、叙述トリック特有の天地がひっくり返る驚きみたいなのがなかった…。あと、多重解決モノとして凄く頑張ってる一方で、その推理がすぐにひっくり返されちゃうからだんだん真面目に読む気がなくなってくるという。そういう構成だから仕方ないとはいえ、冗長な感じがちょっとなぁ。(ここまで)
面白さだけでいうと★3つだけど、作者の努力に免じて+★1つ。
★★★☆☆
これ言っちゃうと元も子もないんだけど、展開が大体同じなのがちょっと残念かなぁ…安楽椅子タイプのミステリなので、好きな人は好きかも。自分はそもそも、現場に赴いて殺人に巻き込まれるミステリのが好きなのでね。雰囲気はよかった。
<そのうちちゃんと記事にしたいやつ>
・化石少女:麻耶だし……。最後の最後で結構アンチミステリさせてきたのできちんと書きたい。書く。
・あぶない叔父さん:麻耶だし…(2回目)これもまぁまぁやばいミステリだよね。
・屍人荘の殺人:めっちゃ面白かったうえに色々書きたいこともあったんだけど、どうせなら続編の魔眼も読んでから書きたいなと…早く文庫版でないかな。